タイ・バンコクは、ここ10年間ぐらいで、ミシュラン店が激増した気がして、これまた、謎だったので調べてみました。
タイ、バンコクは、実は“世界でもっとも”ミシュランが手厚い新興都市”のひとつだそうです。
興味深いですねー。
最後には、現地の人が通うガイド外の、本当に美味しい5店もご紹介しますね。
そもそもミシュランて誰が決めてるの?
ミシュランガイドの評価(星など)は、ミシュラン社が雇用する覆面調査員(インスペクター)によって決められています。
✅ 評価を決めているのは誰?
- ミシュラン社(フランス本社)に所属する、正社員のプロのインスペクター(匿名)です。
- 国籍や出身地はさまざまですが、料理やサービスに関する専門的な訓練を受けています。
- 一般には名前や顔は公開されません(完全な覆面で調査されます)。
✅ どんな方法で評価しているの?
- インスペクターは自費で客として店を訪れ、普通に食事をして評価します。
- 基本的に複数回訪れて評価され、1人の意見で決まることはありません。
- 「星」の評価に関しては、複数のインスペクターの意見を集約し、会議で最終決定されます。
✅ 料理の評価基準(公式)
星の基準は次の5つ
- 素材の質
- 調理技術の高さと味の完成度
- 独自性(料理人の個性の表現)
- コストパフォーマンス
- 常に安定しているか(継続的な品質)
※接客やインテリアは「星」には関係せず、「ビブグルマン」やその他の賞に反映されることがあります。
なぜフランスの会社(ミシュラン)が世界中の料理を評価してるの?
これはちょっと面白い歴史があって、実はミシュランガイドの始まりは「タイヤメーカーの販促ツール」なんです。
ミシュランガイドのはじまり
- 1900年、フランスのタイヤメーカー「ミシュラン」が、車で旅する人向けに無料のガイドブックを作成。
- 内容は「ガソリンスタンドの場所」「修理工場」「ホテル」「レストラン情報」など。
- 要するに「車で出かけても安心!遠出しよう!=タイヤ売れる!」という戦略でした。
その後、レストランの評価が人気となり、1926年から星制度が始まります。
🌐 なぜ世界展開したの?
- 「世界中の都市にタイヤを売りたい」=その国でも信頼されるブランドになりたいという思惑。
- 食文化はその国の誇り → ミシュランが評価することでその国の食文化を世界に発信できる。
- 今では「観光ガイド」や「国のソフトパワー」にもつながるため、都市や政府がミシュランに進出を招致することもあります(例:京都、東京、ソウルなど)。
日本との関係
- 日本版ミシュランガイドは2007年の「東京」からスタート。
- 実は東京は世界一ミシュラン星の多い都市になったことで話題に。
- それ以降「京都・大阪・北海道・福岡・広島・奈良」などにも広がりました。
「ミシュラン=絶対的に正しい評価?」ではない
- あくまで「フランス企業が決めた基準」であり、その国の文化や地域性が完全に反映されているとは限らない。
- 「おいしい」と思う基準は人それぞれ。ミシュランに載っていなくても、素晴らしいお店はたくさんあります。
「ビブグルマンとは?」
みなさん、「ビブグルマン」て聞いたことありますよね。
私も聞いたことあるけどなんのことだか知りませんでした。
今回はついでにビブグルマンも調べてみました。
【ビブグルマンとは?】
「ビブグルマン(Bib Gourmand)」は、ミシュランの星とは別の賞で、“価格以上の満足感が得られる良店”に与えられます。
名前の由来
• 「ビブ」はミシュランのキャラ「ビバンダム(あの白いタイヤの人)」の愛称。
• 「グルマン」はフランス語で「食いしん坊」。
つまり、「食いしん坊ビブのお気に入り店」って意味合いです。
ここで出てくるんですね!あのタイヤくん笑
✅ ビブグルマンの特徴
• 一般的に比較的リーズナブル(日本だとおおむね5,000円以下)。
• ラーメン屋、蕎麦屋、居酒屋、カレー屋、B級グルメ的な店も対象。
• 「高級じゃないけどめちゃくちゃうまい店」が選ばれるので、庶民にも嬉しいガイドです。
ミシュランの星を“返上”した店もある!?
実は過去にはこんなケースもありました。
星返上の理由(主なもの)
1. プレッシャーが大きすぎる
• 星が付いたせいで期待値が上がり、ミスが許されない。
• 「星を守るために料理を楽しめなくなった」という料理人も。
2. 経営スタイルと合わない
• 高級志向になるのを避けたい。
• 予約殺到で常連が入れなくなるのが嫌だ。
有名な例
• フランスの三つ星シェフ、セバスチャン・ブラス(2017年):自ら星の審査対象から外してほしいと申し出。
• 日本でも、銀座の寿司店「すきやばし次郎」が「予約が一般に取れない」ことを理由に掲載外に(返上ではないが、非掲載に)。
ミシュランはすごいけど、万能じゃない
• 世界的な評価基準として参考にはなるけど、自分の舌や価値観が一番大事。
• 星がなくても、地元の人に愛される名店はたくさん。
• ミシュラン掲載店に行くのも、「味わう」だけでなく「体験として楽しむ」のがオススメ。
だそうです。
なんか裏がありそう
実はミシュランには表に出ない「裏話」や「疑念」もいくつか指摘されています。
あくまで“噂レベル”も含みますが、興味深い話もあるので、ざっくりご紹介します。
🕵️♂️ ミシュランの「裏話」や「グレーな噂」
① 政治的・経済的な意図がある?
- 一部では「ミシュランが進出する都市は、観光促進や外資誘致を狙っている」と言われます。
- 日本でも、京都・東京などの観光都市に集中。地元自治体や観光庁が招致・協力しているケースも。
- ミシュラン社は否定していますが、「ミシュランが来る=その都市のブランド力が上がる」という経済的効果があるのは事実。
👉 例:「京都市は観光収入アップを狙ってミシュランを招いた」という噂も。
② 金銭のやりとりがあるのか?
- ミシュランは「掲載料は一切取らない」と公言しています。
- しかし「星の数を増やすために特別な接待をした」なんて噂も昔からあります(信憑性は薄いけど)。
- PR会社やコンサルを通じて「ミシュラン対策」をする飲食店もあるのは事実。
👉 有名レストランコンサルが「星を取るノウハウ」を売ってることも。
③ インスペクターは本当に覆面?
- ミシュランは「覆面調査が命」と言ってますが…
- 「店がなんとなく察してる」「来店リストが共有されている」といった話もあります。
- 高級店では「不自然に1人で来て、注文の仕方がプロ」などからバレてしまうことも。
👉 店側が“察したときだけ”サービスを変える可能性もあり、これが「本当に公平?」という議論にも。
④ 星の偏りや文化的バイアス
- フランスの価値観が強いため、「和食の伝統的な味を正当に評価できてるのか?」という声も。
- 日本では「ラーメンに星がつかないのはなぜ?」という疑問も昔からあります。
→ ※一部の例外を除き、ラーメンはビブグルマン止まりなことが多い。
🧭 どう付き合えばいいの?
- ミシュランは「絶対の正義」ではなく、一つの物差しと考えるのが◎。
- 特にグルメ通な人ほど「ミシュランに載ってないけど本当にうまい店」を語りたがる傾向が強い(笑)。
タイのミシュランガイドについて
タイのミシュランガイドには、華やかな評価の裏側にさまざまな裏話や議論が存在します。
以下に、特に注目すべきポイントをまとめました。
タイ版ミシュランの裏話・議論
1. 政府による資金提供と観光戦略
タイ政府は、観光促進を目的としてミシュランガイドの導入に資金を提供しました。
具体的には、バンコク版の発行に際し、タイ国政府観光庁がミシュラン社に資金を提供したと報じられています。
このような背景から、「ミシュランの評価は純粋な料理の質だけでなく、観光戦略の一環としての側面もあるのではないか」との指摘もあります。
2. 路上屋台「ジェイ・ファイ(Jay Fai)」の星返上騒動
バンコクの有名な屋台「ジェイ・ファイ」は、2017年にミシュラン一つ星を獲得しましたが、店主はその後、星を返上したいと発言しました。
理由としては、星獲得後に観光客が殺到し、料理の質を保つことが難しくなったことや、写真撮影目的の来店が増えたことなどが挙げられています。
3. ミシュラン推薦店の不祥事
2024年8月、バンコクのミシュラン推薦レストランのオーナーが、外国人観光客との予約トラブルの際に暴力を振るったとして非難を浴びました。
この事件はSNSで拡散され、ミシュランの推薦基準に対する疑問の声も上がりました。
4. タイ料理の「均質化」への懸念
一部の料理人や評論家は、ミシュランガイドの影響でタイ料理が均質化し、伝統的な多様性が失われつつあると懸念しています。
例えば、バンコクのレストランオーナーであるジャレット・リズリー氏は、ミシュランの影響でメニューが予測可能になり、スポンサーシップの役割が大きくなっていると批判しています。
🍽️ タイの注目ミシュラン店(2025年版)
バンコクでは、以下のレストランがミシュランの星を獲得しています。
Mezzaluna(メッツァルーナ)
ルブア・アット・ステートタワー64階に位置するフレンチの名店。
日本人シェフの川崎竜喜氏が率いるレストランで、四手に及ぶ料理人チームによる緻密で芸術的なテイスティングコースが名物です。
タイ版ミシュランガイド初年度から連続で二つ星に輝き続けており、その安定した評価は世界でも高い評価を得ています。
Chef’s Table(シェフズ・テーブル)
バンコク屈指の高級ホテル「ルブア」最上階に位置するモダンフレンチの名店です。
フランス人シェフ、ヴァンサン・ティエリー氏率いるオープンキッチン形式のレストランで、ゲストは眼前で繰り広げられる調理の芸術を楽しめます。
素材の持ち味を引き出した繊細かつ創造的なフランス料理が特徴で、ミシュランガイドタイ初年度(2018年版)から二つ星を維持している老舗です。
Khao(カオ)
タイの伝統的な味わいを大切にしつつ、現代的なアプローチが光るレストラン。
ミシュラン一つ星を獲得しています。
Jok Prince(ジョーク・プリンス)
また、庶民的な料理を提供する店も注目されています。
創業70年以上の歴史を持つお粥の名店。
炭火でじっくり煮込む調理法によって生まれる香ばしいスモーキーな風味が特徴で、ミシュランガイドで「ビブグルマン」に選出されています。
ミシュランガイドは、料理の質を評価する一つの指標ですが、その背景にはさまざまな要素が絡んでいます。
タイを訪れる際は、ミシュランの評価だけでなく、地元の人々に愛される店や自分の好みに合った店を探してみるのも楽しいかもしれません。
🌍 タイ vs 他国 ミシュランガイド比較
タイと他国のミシュランガイドの違いや比較ポイントを紹介します。
ミシュランは一見「世界共通の基準で星をつけてる」と思われがちですが、実は国ごとに評価傾向やスタイルに違いがあります。
🌍 タイ vs 他国 ミシュランガイド比較
| 比較項目 | タイ | 日本 | フランス(本家) | アメリカ(NYなど) |
|---|---|---|---|---|
| 開始年 | 2017年(バンコク) | 2007年(東京) | 1900年〜 | 2005年(NY) |
| 対象都市 | バンコク → チェンマイ、プーケットなど拡大中 | 全国多数(東京・京都・大阪・北海道・九州など) | 全国(地方も多くカバー) | 都市中心(NY、SF、LAなど) |
| 価格帯の幅 | ビブグルマン多め、屋台・ストリートフードも対象 | 広い、特に和食や寿司が高評価 | 高級フレンチ多め | 高級店+トレンド系(フュージョン、ビーガンなど) |
| 評価傾向 | 「伝統+創造性」に星がつきやすい | 技術・味・歴史に厳格 | クラシックな技術重視 | プレゼン・雰囲気・体験も加味されやすい |
| 星の平均価格感 | 星つきでも5,000〜1万円前後もある | 1万円台〜数万円 | 数万円が基本 | コースで200〜300ドル前後 |
✅ タイ版の特徴(特にユニークな点
1. 屋台でも星がつく(例:ジェイ・ファイ)
• 他国では屋台に星がつくのは超レア。
• タイでは「庶民の味でも一流の技術と継続性がある」ことが評価された。
2. 政府との協業が強い
• 観光庁との提携がある分、ガイドの発行エリアも政治的判断が反映されている可能性がある。
3. 外国人シェフの活躍が目立つ
• バンコクではフランス人や日本人シェフが星を獲得しているケースが多い。
・評価の「文化的ズレ」もある?
• 例えば日本では「素材の持ち味」「静かなもてなし」も評価される一方、欧米では「驚き」や「劇場的演出」が重視される傾向あり。
• タイでも「地元の人があまり行かない観光地的レストラン」が星を取ることがあり、「ほんまにそこが一番うまいか?」と疑問視されることも。
🧭 ミシュランを“自分流”に使うヒント
• 「観光ついでの体験レストラン」 → 星付き店、映える体験◎
• 「地元の本当の味を食べたい」 → ローカルに聞く or Googleレビュー×現地ブログを使う
• 「コスパで探したい」 → ビブグルマン or 地元市場に近い人気店。
🍜 バンコクの“ミシュランに載ってない”地元民おすすめ名店
さいごに、バンコクには、ミシュランガイドに掲載されていないものの、地元の人々に愛される名店が数多く存在します。
以下に、現地の人々がおすすめする“隠れた名店”をいくつかご紹介します。
1. チュンアンラック(จึงอังลัก)
- 場所:MRTクロントゥーイ駅から徒歩約5分
- 名物:カオ・プララーム・ロンソン(王様の沐浴)
- 特徴:希少な伝統料理「カオ・プララーム・ロンソン」を提供する食堂。ピーナッツソースが特徴的なぶっかけ飯で、他ではなかなか味わえない一品です。
2. ルン・ルアン・ヌードル・ショップ(Rung Reung Noodle Shop)
- 場所:スクンビット・ソイ26
- 名物:クイッティアオ(米麺のスープヌードル)
- 特徴:6種類の麺から選べるクイッティアオが人気。あっさりとした豚骨スープと新鮮な具材が特徴で、地元の人々に長年愛されています。
3. バーン プルーン ディー(Baan Ploen Dee)
- 場所:バンコクの運河沿い
- 名物:酸味の効いたスープや揚げたスネークヘッドフィッシュ
- 特徴:観光客よりも地元の人々に人気の隠れ家的レストラン。新鮮な食材を使用した料理が評判です。
4. ホイトート チャウレー(Hoi Tod Chaw Lae)
- 場所:BTSトンロー駅近く
- 名物:パッタイ(タイ風焼きそば)
- 特徴:薄焼き卵で包まれたパッタイが特徴。プリプリのエビとシャキシャキのもやしが絶妙なバランスで、地元の人々に人気です。
5. ナイ・ソーイ(Nai Soie)
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- 場所:バンコク市内
- 名物:牛肉麺(クイッティアオ・ヌア)
- 特徴:長年地元の人々に愛されている牛肉麺の名店。深い味わいのスープと柔らかい牛肉が特徴です。
これらのお店は、地元の人々が日常的に訪れる、観光ガイドには載っていない隠れた名店です。
バンコクを訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。まとめ:タイでミシュランガイドをどう使う?
「ミシュラン=うまい」ではなく、「ミシュラン=観光にもオススメの“映えるレストラン”」と割り切るのが◎です!
✅ Googleレビュー✅ 現地の人がオススメするブログやYouTube
✅ 市場や屋台街での“行列チェック”
が、かなり使えます。
ビブグルマン(コスパ良好)に載ってる店は、旅行者にも入りやすくてオススメです!
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